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ウィーンっ子の大好物Mannerの新商品!ミューズリー3種食べ比べ

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ウィーンで誕生して130年近く、今もオーストリア国内で愛されるだけでなく手軽なお土産としてはダントツに人気がある マンナー(Manner) 。 以前、 その歴史や商品について記事にしていました が、2016年に発売されたミューズリー(ドイツ語ではミュースリ)は、私も一瞬にして虜に。 現地でも人気なのか、今年シリーズ化された新商品が2種類も登場しました! 残念ながら日本には入ってきていないものですが、いてもたってもいられずお取り寄せ…(笑) 今回はそんなミューズリー3きょうだい(勝手に命名)の実食レポートをお届けします! <目次> 1.定番!オリジナル・ナポリターナー 2.トロピカルな味わいのチョコバナナ 3.チョコたっぷりのドラジェ・ケクシ 1.定番!オリジナル・ナポリターナー 最初に出たのが、看板商品のオリジナル・ナポリターナーがコロコロと入ったミューズリー。 一般的なミューズリーは見た目から「鳥の餌」などと揶揄され、ぼそぼそして苦手という人も少なくありませんよね。 しかしマンナーのミューズリーには、ヘーゼルナッツが挟まった軽いウエハースがふんだんに入っており、食感もカリカリとしてかなり食べやすくなっています。 入っているウエハースは極小サイズ。 単品では甘いお菓子ですが、穀物にはグラノーラのように甘味がつけられているわけではないので全体的には甘さも控えめ。 ミューズリー特有のぼそぼそ感もなく、しつこくないため飽きずにいただけます。 ナポリターナーのお菓子が甘すぎると感じる方も、こちらなら大丈夫なはず! カロリーは100gあたり424 kcalと、ミューズリーとしては少し高く感じますが、同量のグラノーラと比較するとやや低めだと思います。 私はこれを旅行で買って帰ったり、お土産でいただいたりして、日本でもかなりの頻度で食べています(笑) ミルクやヨーグルトで食べるほか、アイスやパンケーキにトッピングするなど、アレンジも楽しめますよ。 2.トロピカルな味わいのチョコバナナ カザーリは、18世紀トリエステで誕生したお菓子メーカーで、1970年からはマンナーの傘下になっています。 柔らかなバナナムースがチョコレートでコーティングされたチョコバナナはその主力商品であり、長年親しまれてきま

春の味覚シュパーゲルを自宅で育ててみた!

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ウィーンのスーパーに並ぶシュパーゲル ヨーロッパでは野菜の王様とも呼ばれるほど愛されているシュパーゲル。 シュパーゲルとはアスパラガス(主にホワイト)のこと。 グリーンもおいしいですが、4~6月頃だけ出回るホワイトの甘味と芳醇な香りは格別なものです。 日本でも知名度は上がってきているとはいえ、まだまだどこでも入手できるというほど流通してはいませんよね。 今年は外出自粛ということもあり、近所にないからと電車に乗って買いに行くのもはばかられるという人も多いはず。 かく言う私も通販を利用するつもりで、ネットを徘徊していたところ目に飛び込んできたのがホワイトアスパラガス栽培キット! 早速取り寄せ、現在進行中で育てている様子をレポートします。 <目次> 1.買いに行けないなら自分で育てればいいじゃない? 2.栽培キットでの育て方 3.すぐに収穫できた! 4.その後の収穫と食べ方いろいろ 1.買いに行けないなら自分で育てればいいじゃない? 外出自粛真っただ中の4月、買いに出るのは難しく、通販するか…とネットの海を漂浪する日々。 たいていが予約販売で、届くのは5月中旬がほとんどということもあり決めあぐねていました。 そんな中、見つけてしまったのです、鉢植え状態で届き、すぐに収穫開始できるという栽培キットを! そのサイトが sannimon さん。 岩手県北部でホワイトアスパラガスを生産されている農家さんによる栽培キット。 それ以前に一度完売していたものが好評だったので、3日間限定で再販したというタイミングでした。 ※なぜ期間限定なのか、という理由については sannimonさんのブログ に記載があります。次期販売は冬頃になるようです。 これまでにも、育ててみるのはどうだろう?と思うことはありました。 ですが育て方を調べると種を撒いてから収穫まで3年かかり、苗からにしても、通常は植え付けが11月で翌春からようやく収穫。 気の短い私は収穫までの月日を辛抱強く待てる自信がなく(笑)、実行できずにいました。 ですがこの栽培キットなら家庭菜園初心者にとってのハードルとなる、プランターや土などをそれぞれ購入して植え付ける手間もかからず。 届いたものをそのまま育てればいいだけというお手軽さ。 これに飛びつかない

自宅でオーストリアグルメを楽しむ!オンラインショップ7選

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コロナ禍でどこにも出かけられない日々…。 私も楽しみにしていたイベントや予定が延期や中止になり、3月からほとんど外出らしい外出をしていないので気分も落ち込み気味です。 しょんぼりしてばかりもいられないので、家で過ごす時間を少しでも明るくしたい! そんなわけで、日本にいながらオーストリアのグルメが楽しめるオンラインショップを集めてみました。 + 目次+ ベーカリー ◆SAILAR お茶・ハーブティー ◆Haas & Haas ◆DEMMERS TEEHAUS ◆Sonnentor ワイン ◆クラインケラー ◆a day. オーストリア料理・菓子 ◆銀座ハプスブルク・ファイルヒェン ◆SAILAR オーストリアで100年続くベーカリーの4代目が、日本でオープンしたお店。 福岡でも25年愛され、東京都内や神戸など全国のレストラン、ホテルにもパンを卸しています。 ドイツパンのお店は日本でもそこそこありますが、オーストリアの丸パン、センメルなどは置いているところが稀。 ここではオンラインショップでも冷凍の状態で1個から購入できるのがありがたいです。 オーストリア産のハム・ベーコンも一緒に取り寄せれば、現地の朝食を再現できちゃいます。 ほか、ケシの実やトプフェン(ナチュラルチーズ)を使った焼菓子、オーストリア伝統菓子などもありますよ。 ただし、焼菓子は冷蔵、パンやハムは冷凍での発送となり、冷蔵と冷凍の同梱はできない(送料が別々にかかる)ようなのでご注意ください。 ちなみに、冷凍のパンはレンジで軽く(20秒程度)チンした後でオーブントースターの余熱で温めると、外はカリッ中はふわっの焼きたての風味が復活するのでおすすめです。 SAILAR   https://sailer.jp/ ◆Haas & Haas ウィーン中心部シュテファン広場に店舗を構えるお茶専門店。 合成物や添加物を使用せず、最高級の素材でできたフルーツティーは、現地でも高く評価されています。 フレーバーティーももちろん天然100%。 上品なデザインのティーグッズもあり、自宅でのウィーン時間を盛り上げます。 Haas & Haas https://haas.co.jp/ ◆DEMM

オーストリアの素朴な冬のお菓子Funkaküchleを作ってみた

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クリスマスや年末年始といった華やかな時期が過ぎ、寒さがより厳しくなるこの時期、次に楽しみなのはファッシング(カーニバル)。 ウィーンでファッシングのお菓子として有名なのはクラプフェンという揚げドーナツのようなお菓子ですね。 オーソドックスなものは中に杏ジャムが入っていますが、現在はベリー味やチョコレートがけなどバリエーションも豊富。 ドイツではベルリーナーやプファンクーヘンとも呼ばれており、東欧でも同じようなお菓子があります。 ウィーンの老舗菓子店アイーダのショーウィンドウに並ぶカラフルなクラプフェン。一年中食べられるけど、本来はカーニバルのもの。 ですがオーストリアでも、西部に行くとまた違った揚げ菓子があるのです。 今回作ってみたのが、最西端フォアアールベルク州の伝統菓子Funkaküchle。 どんなお菓子なのか、紐解いていきましょう。 ◆目次◆ 1.Funkaküchleとは 2. Funkaküchleのレシピ 3.さて、お味は… 1. Funkaküchleとは 四旬節の日曜日、Funkensonntagに行われるのが、焚き木を高く積み上げて魔女の人形を焼くというお祭り。 Funkenが火花などを意味し、Sonntagが日曜日です。 魔女は厳しい冬の象徴で、それを倒し春を迎えるという意味があります。 ほかにスイスやリヒテンシュタイン、北チロル、ドイツ南西部などでも行われるそうですが、フォアアールベルクではこの日にFunkaküchleを食べる習慣があることからKüachle-Sonntagと呼ぶこともあるそう。 読みは「フンカキューヒレ」だと思いますが、Funkaküachle(フンカキュアヒレ?)という綴りも出てくるので、地域によって微妙な差があるのかもしれません。 山と谷ばかりの地域では、谷ごとに言葉が変わる…ということもあるものなので。 初めて知ったのは日本で開催されたオーストリアのお菓子セミナーでいただいたものだったのですが、私も現地ではまだ食べたことがありません。 セミナーでいただいたFunkaküchle。 また、Funkaküchleを検索すると、チロルのKiachl(キアヒル。ウィーンではBauernkrapfenとも)と似た平たい揚げドーナツのような画像も出てくるので、地域

年末年始の旅行!ウィーンの過ごし方【2019/2020最新】

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オーストリアではクリスマスマーケットで賑わう時期ですが、旅行に行けるのは年末年始だけ、という方も少なくないですよね。 クリスマスマーケット行きたかったけど間に合わない…という方に朗報! ウィーンでは年末年始にも開催しているマーケットがいくつかあるのです。 今回は、そんなマーケット情報も交え、ウィーンの年末年始のイベントや過ごし方についてまとめました。 ◆目次◆ 1.年末年始のマーケット 2.街中で購入できる「縁起物」 3.大晦日の過ごし方 4. 交通情報と気をつけておくこと 1.年末年始のマーケット 豚のカップが並ぶシルヴェスターマルクト 市庁舎前をはじめ、複数のクリスマスマーケットが同じ会場でSylvester(大晦日・年越しの意)のマーケットとなります。 商品こそ一部変わる場合もありますが、プンシュやグリューワイン、屋台グルメなどは充分楽しめますよ。 2019~2020年シルヴェスターマルクトの開催情報は以下のとおり。 ●Silvestermarkt am Wiener Rathausplatz/ウィーン市庁舎前 市庁舎前に広がるウィーンで最大のクリスマスマーケットは26日まで。その後、年末年始仕様に模様替えして元日まで開催されます。 マグカップも豚やきのこなどの新年の縁起物モチーフに。 市庁舎の建物前のスペースは広めにとられ、大晦日にはここでコンサートやカウントダウン。年が明け、セクト(スパークリングワイン)で乾杯したら、ワルツを踊りだすところはさすがウィーンです。 さらに元日には、ここでウィーンフィルのニューイヤーコンサートをライブ中継で見ることができますよ。 屋台グルメに舌鼓を打ちつつニューイヤーコンサートを堪能。 また、併設のスケートリンクは1月6日までオープンしています。 日時 マーケット:2019年12月29日 11:00~22:00、30日 11:00~20:00、31日 11:00~翌2時、2020年1月1日 10:00~17:00 スケートリンク:2019年11月15日~2020年1月6日(大晦日は休み)10:00~22:00 ●Neujahrsmarkt Schloss Schönbrunn/シェーンブルン宮殿 26日までのクリスマスマーケ