ウィーン土産にイチ押し!日本では入手困難なマンナーのウエハース
ウィーン土産の定番のひとつ、Manner(マンナー)。
キッチュなピンク地にブルーの文字が目印のウエハースは、そのかわいらしさはもちろん
リーズナブルな価格から、お土産に重宝している人も多いでしょう。
おいしいのに日本ではなかなか売っていないManner、今回はその歴史から最新情報までご紹介します!
◇目次◇
◆Mannerの歴史と直営店
◆おすすめ商品とグッズ
◆遊園地やイベントにも登場
・プラーターのManner Bar
・Mannerラッピングの特別列車
◆Mannerの歴史と直営店
シュテファン広場に面した店舗のショーウィンドウ。マンナーの歴史を感じるディスプレイ。 |
ウィーンっ子はみんなこれを食べて育ったと言っても過言ではないほど愛されているお菓子、それがMannerです。
1890年から続く老舗のお菓子メーカーであり
最初に生み出されたのが現在でも最も人気の高いNeapolitaner(ネアポリターナー)、
ヘーゼルナッツ入りチョコレートのウエハース。
創業者のJosef Manner氏は、当時、庶民にはなかなか手が出せない高級品であったチョコレートを
誰にでも食べられるようにしたい、という思いからこの商品を開発したとか。
現在もオリジナルのレシピは守りつつ、季節商品や新商品も多くラインナップされています。
こちらは数年前のショーウィンドウ。当時出て間もなかったManner Mioがおすすめされています。チョコがかけられたこのシリーズはかなり甘いですがおいしいですよ! ただしキャラメル味はもうありません…。 |
創業当初シュテファン広場で営業していたMannerはその後本社を17区に移しましたが
現在は再び広場に面した一角に店舗を構えています。
パッケージには原点であるシュテファン寺院がプリントされており、お土産にもぴったりですよね。
ウィーン中央駅やシュヴェヒャト空港、ザルツブルク旧市街にも直営店があるほか、スーパーでも手に入ります。
また、本社にはアウトレットショップも併設し、大袋入りのチョコレート商品などが格安で出ていることも。
中心部からちょっと離れていますが、自分用に大量に買いたい人にはお勧めです。
ちなみにザルツブルクにあるショップはカフェも併設しており、コーヒーや甘いケーキもいただけます。2018年にはウィーン・ミッテにもイートインありの店舗ができました。
ザルツブルク、レジデンツ広場のマンナーショップ。春~秋はテラス席も出て大賑わい! |
Manner 直営店
シュテファン広場店 □Stephansplatz 7 □10:00~21:00中央駅店 □Am Hauptbahnhof 1 □9:00~21:00
ウィーン・ミッテ ザ・モール店 □WIEN MITTE The Mall / Ebene 0 □8:30~20:00(木・金~21:00、日~19:00)
空港店 □Wien-Flughafen / Terminal 1 / C Gates □6:00~21:00
本社 □Wilhelminenstraße 6 □9:00~17:00(土日祝休)
ザルツブルク店 □Residenzpl. 6, 5020 Salzburg □9:00~19:00
公式サイト: Manner AG
◆おすすめ商品とグッズ
一番定番の味、Neapolitaner。右はこれが2つ入る缶で、中に入れると持ち歩きにも便利。 |
おすすめは、まずは何と言ってもオリジナルのNeapolitaner!
さくさくの生地にヘーゼルナッツ入りのチョコクリームが4層にサンドされた
軽い食感なのに満足感たっぷりの甘さが特徴のウエハースです。
オーソドックスなものは75g入りで、中のウエハースは一口サイズにカットされています。
これが12個や18個とセットになったパックもあり、まとめ買いしたい人にはこちらがお得。
ヘーゼルナッツの入らないチョコクリーム、ココナッツ味のほか、甘すぎるのが苦手ならレモン味もおすすめです。
ウエハースだけではちょっとな、という方にはチョコレート、クッキーなどもさまざまな味が用意されています。
袋入りのウエハースにはキャラメルやコーヒー味もあって、私もお気に入りです。
ウエハース入りのミューズリー。 |
個人的に推したいのは一昨年発売されたミューズリー!
ミューズリーと言えば押し麦などの穀類やナッツの入ったものが一般的で
ぼそぼそして苦手、という方も多いのではないでしょうか。
ですがこのMannerのミューズリーは、小さくカットされたウエハースが入っていてとっても食べやすいのです!
適度な甘さで、ミルクやヨーグルトを加えると朝食には最適。
アイスにのせたりフルーツを入れてみたりと、アレンジも楽しめますよ。
食べきりサイズが嬉しい新商品。 |
食べた感想は、食べ応えのあるビックリマ●チョコ…(笑)
小さいころ大好きだったので、ちょっと懐かしい感じです。
でもそこは甘いもの大国のオーストリア、日本のものに比べチョコレートもみっちり詰まっています。
4個セットで1ユーロ弱とお安く、ちょっとずつ食べられるところも魅力です!
写真のミルクのほか、ココナッツ味もありますよ。
店内のディスプレイ。125周年で復刻版のパッケージが登場していました。 |
直営店にはウエハースを保存しておく缶や厚手で丈夫なオーガニックコットンエコバッグをはじめ
文房具、ぬいぐるみやベビー用品、果てはスポーツ用品に至るまで多様なグッズがそろっています。
なんとあのシュタイフ社ともコラボしたテディベアも!
マンナーピンクのシャツを着たテディベア。 |
旅のいい記念になること間違いなしです。
◆遊園地やイベントにも登場
・プラーターのManner Bar
大観覧車の近くに登場したバー。 |
世界最古の大観覧車があることで有名なプラーター公園に
昨年、コーヒーやアイスを提供するManner Barが登場しました!
カウンターでは、品数は多くありませんがウエハースも販売しています。
プラーターには園内を走るLiliputbahn(リリプットバーン)というミニ鉄道があり
Mannerのラッピング車が走っていることもあるのですが
バーができたのは大観覧車の麓からそのLiliputbahnの駅へ向かう途中になります。
天気の良い日にはバーの外にLiliputbahnの車両が1台設置されているので
大観覧車を背景にそこで記念写真はいかがでしょう?
メランジェは泡もふわふわ。€2.50でたっぷり飲めます。 |
カップももちろんロゴ入りで、ファンにはたまらないですね。
基本的にはテイクアウトのお店ですが、店内にはベンチも設置されているので休憩も可能です。
・Mannerラッピングの特別列車
クリスマスやイースターなどのイベント時にはMannerのパッケージデザインにラッピングされた市電が街を走ります。
特別列車は地元民にも大人気。 |
こちらはクリスマスの特別列車。
普段は走らない古いタイプの車両なので車内の雰囲気も抜群なんですよ。
Karlsplatz(カールスプラッツ)の華やかな駅舎の近くにある停留所から出発し
(※オットー・ワーグナーのパビリオンとなっている駅舎です)
リンクを一周して戻ってくるのが基本コースのようです。
誰でも無料で乗車可能な上、それぞれの停留所ではマンナーカラーに身を包んだスタッフが
乗車する人にミニウエハースを配ってくれます。
特別列車の始発停留所。右に見える白い建物がカールスプラッツ駅。 |
アドベント期間の土日、12月6日の聖ニコラウスの日に運行していました。
コースやスケジュールは毎年同じとは限りませんので、気になる方は時期が近づいたら
Mannerやウィーン交通博物館の公式サイトを要チェックです。
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ウィーン市民に愛され、再来年には創業130年を迎えるManner。
日本で食べられる機会が少ないのは残念に思うこともあるのですが
(ごくまれに輸入菓子を扱うショップで扱っていることもあるものの、常時置いてあるお店は今のところ知りません…もし見かけたらぜひ教えてください!)
その分、ウィーンに行ったときの楽しみが大きいというものです。
ハプスブルク家の紋章を掲げたケーキ店や高級チョコレート店ももちろんよいのですが
庶民的で親しみやすいこのお菓子を食べれば
ウィーンがより身近に感じられるかもしれません。
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