【2019】 Zotterチョコレート新作試食会レポート!

Zotter

ビオ&フェアトレード、かつ個性的なチョコレート商品で知られるオーストリアのZotter。
これまでにも、そのユニークなチョコレート工場そこまでの行き方について記事にしてきました。

日本でも株式会社アイツィンガー・ジャパンにより輸入され、関東の店舗やバレンタインの催事などでも購入することができます。
この度、都内で開催された今年の新作チョコレート試食会に参加してきましたので、その内容をレポートします!
今冬に輸入する商品を選ぶための試食とのことだったので、すべてが日本に来るわけではないのですが、現地では販売されているものです。
オーストリアには行けないけど、これ食べたい!と思ったものがあったら、Zotter Japanさんにリクエストするといいかも…?(笑)

◆目次◆
1.ハンドスクープ(16種類)
2.ラブーコ(シングルオリジン 2種類)
3.ちょっと特別に…ザルツブルガー・ノッケルン

1.ハンドスクープ(16種類)

Zotter
今回試食させていただいたハンドスクープ全種
ハンドスクープはZotterの代表的な商品で、フルーツやナッツ、スパイスなどを用いた様々なフレーバーが用意されています。
その中から、今回は16種類を試食しました。
ほとんどが今年の新作です!

◆マロン+ラム Maroni + Rum

Zotter

栗とラム酒のガナッシュが、マロンパウダーを練り込んだミルクチョコに包まれています。
Zotterのチョコレートにはお酒を効かせた商品が多いですが、こちらもしっかりと。
キュートなパッケージも相まって、日本でも間違いなく人気商品になるだろうと感じる一品です。

◆柚子シトラス Yuzu Citrus aus Japan

Zotter

ドイツ語での名称に「aus Japan」とあるように、日本産の柚子が使用されています。
柚子が香るフィリングに、70%のダークチョコが好相性。
酸味とほろ苦さのバランスがたまらなく、手が止まらなくなりそう…(試食はちょっとずつだったので早く輸入してほしいですw)

◆スパイスマジパン Gewürzmarzipan auf Zimtnougat

シナモンのほか、胡椒やジンジャー、カルダモンなどのスパイスがふんだんに使用されています。
砕いたナッツも入り、歯ごたえにも軽いアクセント。
これは寒い日、コーヒーとともにじっくりといただきたいですね…。

◆ピーナッツ・リンゴンベリー Erdnuss / Preiselbeere

リンゴンベリーは日本ではコケモモとも呼ばれ、北欧などではジャムや肉料理のソースに使われる赤い果実。
その甘酸っぱさと、ナッツの風味がマッチしています。

◆ウイスキー&ベーコン Whisky & Bacon

Zotter

「こんなものをチョコレートに!?」と驚きがあるのがZotterのチョコレート。
名前からはゲテモノかと想像してしまいますが、お酒の風味にサクサクの歯ごたえとほのかな塩気がちょうどいいバランスなのです。
ネタではなく、真面目に食材と向き合われて生まれた商品だと感じます。

◆ゾッターワイン Zotter Wein

Zotter

Zotterの本社工場のあるシュタイアーマルク州は、優良なワイン産地でもあります。
こちらは、自社農園で造ったワインを初めて使用した商品だそう。
※チョコレートのためのもので、ワインとしての販売はされていないそうです。
これまでにも赤ワインや、シュタイアーマルク特有のロゼSchilcherを使った商品はありましたが、こちらは白ワイン。
ワイン以外にもグラッパが入り、お酒感は強めです。

(Zotterの現地発音は「ツォッター」ですが、日本では公式に「ゾッター」とされているのでそれに即しています。わかりやすさを優先してその表記にしたそう)

◆ホワイトラム+ココナッツ+パイナップル

こちらは既に商品化されているピニャコラーダの、アルコール無しバージョンです。
お酒が苦手な方にも楽しめる、トロピカルな風味の一品。
ココナッツが好きな方にはおすすめです。

◆カシス+マカダミアナッツクランチ Johannisbeere + MacadamianougatCrunch

Zotter

ナッツと甘酸っぱい果実、というのはZotterでも多い組み合わせですが、どれも間違いないですね。
クランチのカリっとした食感もよく合います。

◆ミント Schoko Minze

みんな大好きチョコミントです。
Zotterはナチュラルな素材しか使わないので、色も自然なもの。
ドライストロベリーやレモンパウダーも入り、ほんのり酸味のある中にミントがしっかり香ります。

◆アップルパイ ZimtApfel + Honig

シナモンの効いたりんごと、はちみつ。これも外しようのないコンビですね。
試食会の始まる前からパッケージが開いていたのですが、スタッフさんがあまりにもおいしくて半分食べちゃった、とのことでした(笑)
なので試食に回ってきたのはその残りでしたが、それも納得のお味。
こちらは輸入決定しているとのことなので、やってくるのを待ちましょう…。

◆アーモンドローズ Mandel Rosen

バラの花とローズウォーターが練り込まれ、一口かじるとバラ園にいるような感覚に包まれる贅沢なチョコレート。
ミルクチョコレートも風味を邪魔しません。
試食会のお供はコーヒーでしたが、こちらは紅茶にも合いそうです。

◆海藻・キャラメル・パイナップル Algen / Karamell / Ananas

「ヨーロッパの人は海藻を食べない」というのは過去の話。最近は日本食などから興味を持つ人も増えています。
それをキャラメルやパイナップルと合わせてしまうのは、チャレンジャーなZotteさんならではだと思いますが…。
日本人にとってはなじみ深い風味と塩気は、なんだかスナックを食べているような気分。
不思議な組み合わせですが、食べ続けるとクセになりそうな予感がします。

◆ハニーナッツ Honig Nüsse

お次は安心できる組み合わせ(笑)
ヘーゼルナッツやアーモンドをはちみつが優しくまとめます。
Zotterの商品の甘さはナチュラルでしつこさがないため、こうした組み合わせもくどくならないのですよね。

◆アーユルヴェーダ Ayurveda Genusskur

インドの伝統的医学アーユルヴェーダをモチーフとした、エキゾチックな香りが特徴。
風味は強いですがキツさはありません。
こちらは大豆ミルクやセサミヌガーを用いたヴィーガン商品。
Zotterにはヴィーガン向けのチョコレートも多いのですが、日本に入ってきているものはごく一部です。

◆マンゴータンゴ Mango Tango

Zotter

マンゴーにレモンを合わせ、さっぱりとした甘さに仕上げています。
それを包むチョコレートもほろ苦さがマッチ。
こちらの商品は売上がフィリピンの学校に寄付されるそうです。

◆サフラン・ピスタチオ Safran und Pistatien

Zotter

サフランはパエリヤなどを鮮やかな黄色に染めるスパイス。その特徴ある香りがぶわーっと口に広がります。
ピスタチオも個性の強いナッツですが、その2つをアルプスのミルクを使ったチョコレートがまとめ、統一感のある味わいに仕上げています。
香りのインパクトが強いですが、それだけではない奥深さが魅力です。

2.ラブーコ(シングルオリジン 2種類)

Zotter
現地の売り場に並ぶラブーコ
ラブーコは高品質のカカオを堪能できるシリーズ。
フルーツなどのフレーバー付きのものもありますが、今回いただいたのは「シングルオリジン」。
厳選されたひとつの原産地や農園のカカオ豆のみを使用したチョコレートです。
その中から2種類を試しました。

◆ペルー・クリオロ 16時間・20時間

Zotter

希少なクリオロ種のカカオ、そのままの魅力を味わえます。
それも、コンチング(練り込むこと)の時間による差を食べ比べることができる2枚セットの商品。
16時間のほうがやや酸味や甘みがあり、20時間は苦味と深みが増します。
本気のチョコレート好きさんにおすすめしたいです。

◆ニカラグア・ミルク60%

60%のセミダークチョコレートにミルクを入れるなんてことは、普通はないそう。
アルプスの農家から仕入れた濃いミルクを使用し、まろやかながらしっかりとカカオの苦味も感じる大人のミルクチョコレートです。
深煎りのコーヒーに合わせていただきたいですね。

3.ちょっと特別に…ザルツブルガー・ノッケルン

Zotter

こちらは残念ながら、輸出はされない商品。
スタッフさんが個人的に食べたくて取り寄せたというものを、特別におすそ分けいただきました。

ザルツブルガー・ノッケルンと言えば、通常はザルツブルク名物の、メレンゲたっぷりのふわっふわな甘いデザートを指します。
それとは中身も味もまるで違うのですが、ザルツブルクの周囲にそびえるアルプスの山々をイメージした、というところが共通しています。
ちなみに「ノッケル(ノッケルン)」はスプーンやナイフですくった塊、といった意味です(よく誤解されますが「山」ではなく…)
オーストリアではほかにも、グリース・ノッケルンなど、小麦粉を団子状にした料理などがあります。
Zotter
ザルツブルガー・ノッケルンの断面
フィリングは、バラの花やリンゴンベリーの練り込まれたマジパン。
マジパンは日本では苦手という人も多いですが、Zotterのはどれも甘すぎないためか、食べやすいです。
スパイスもバランスよく、上品な仕上がり。
大変おいしかったので、現地に行かれる方にはぜひおすすめしたい…。
でも生産量も多くはなさそうなので(だから輸出できない)、どこにでもはなさそうです^^;
ちなみにZotterの商品は、ウィーンならちょっといい目のスーパー(Merkurとか)や高級食品店(Meinlとか)、ビオのお店などで取り扱っていますよ。

私も次に行った時には探してみます。
それまでに残っているといいな…!(Zotterの商品は、入れ替わりが激しいのです!)

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ラインナップを見ているだけでもワクワクしてくるZotterのチョコレート。
新商品が日本に並ぶのも楽しみですね!

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【関連リンク】
Zotter Japan(日本公式)
zotter Schokoladen Manufaktur(オーストリア公式)

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